えー、お久しぶりでございます。
1年以上ブログを放置しておりましたダメ作者です。
天物語を応援して下さっていた方、ブログを閲覧して下さっていた方には
ご心配をお掛けして、非常に申し訳ございません。
特に大きな病気していたとかそういうわけでもなく、
日々の仕事に追われてはおりますが、何とか生きております。
[14回]
で、長らく放置していた理由ですが、
仕事が忙しかったこともあるのですが、
天物語の今後のシナリオ展開やキャラクターの扱いについて、
自分の中で色々とぶれてしまい、
続きが中々作れずにいたことが大きな原因です。
特にシナリオに到っては、大筋こそ変えるつもりはないものの、
敵ボスの動機やシナリオの整合性に云々唸る日々が続き、
その中で製作意欲が大きく薄れてしまったのです。
(そういう意味では、
紅物語や橙物語は敵も味方もシンプルな動機だったので、非常に書き易かった)
そうやって悩んだ末、結局辿り着いた結論が、
『悪役の動機が理路整然としている必要性が必ずしもあるのか』でした。
勿論、様々な作品において、魅力的な悪役というのは、
悪には悪なりの理由があり、美学があるパターンが多いです。
かのバーン様然り、志々雄さん然り。
ですが、それとは逆に
『理由なんて特にないけど、世界なんて滅んでしまえばいいんじゃー!』というような、
とにかく悪意の塊のような、
まったく共感できる部分が無いようなキャラクターもまた、
ある種突き抜けていて魅力的に感じることがあると思います。
今回の物語の大ボスにおいて、私は前者を目指していました。
ボスにはボスなりの理由や信念があって、
それゆえに天子達と敵対する――みたいな方向性ですね。
ところがどっこい、ボスの台詞を書けば書くほど、
『こいつ、何か一見良さげなこと言ってるけど、ただの自己弁護じゃん。』
という感じになってしまい、
自分のやっていることを『悪いことやってるけど、これ、皆のためだし』と取り繕ってる、
言い訳してるだけの小物になってしまったのです。
これは一重に、私の力量不足ゆえなのですが、
ボスがこんなんじゃ、倒したときのカタルシスも薄れるだろうということで、
だったらいっそのこと、
己が現在の幻想郷にとって悪であることを自覚して、
それでも『気に入らんからぶっ壊すわー。文句あるんかボケぇ』ぐらい開き直った方が
魅力的になるのではないかと思い、後者路線に変えることにしました。
(といっても、流石に理由なしでやってる話ではないですが)
ちょうど動画連載の最新話でボスが事情を語っていましたが、
あの辺りの台詞も随分と書き換わることになると思います。
加えて、前半部分のシナリオも、少し手を加えていこうと思います。
こういった変更を途中で加えるのは、
製作としては悪手以外の何物でもなく、
製作開始時に綿密にプロット立ててない自分が浅はかだったわけですが、
これを反省として、心機一転続きをツクッていきたいと思います。
目をかけていただいてる皆様の期待を裏切る形で
エターなるところだった本作ですが、
どうにか完結まで漕ぎ着けられるよう、
勝手な話ではございますが、
変わらぬご愛顧とご支援をいただければ幸いです。
次回のブログ更新では、
再び進捗報告や、画面ショットのチラ見せなどに戻りたいと思います。
序盤の変更点や、サブイベントの紹介などが
出来ればいいなと思っております。
最後にもう一度、
ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。
とりあえず、最終章のタイトル画面だけお披露目。
1年経って絵柄のタッチも少し変わったかもしれない……
最初の頃に描いたカットインとかとギャップが出そうですね。
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